大使による各国毎のご案内 〈マダガスカル,コモロ〉
平成28年12月22日
マダガスカル
マダガスカルでは,2009年~2013年にかけて政治危機を経験しましたが,2013年末の民主的な大統領選挙を経て危機を脱出。現ラジャオナリマンピアニナ大統領政権が発足しました。2014年からは日本との二国間経済協力も本格的に再開されています。2016年11月には,首都アンタナナリボで,仏語圏諸国サミットを成功裏に開催しました。マダガスカルは国際社会への復帰を果たし,政治も安定化に向かい,経済も右肩上がりの成長が予測されています。
二国間協力においては,TICADVIの機会に,安倍総理からラジャオナリマンピアニナ大統領に対して,トアマシナ港拡張計画に関する円借款(約452億円)を供与する方針が表明されました。これは,同国に対する日本からのODA案件として最大規模であり,質の高いインフラ整備のため日本企業の高い技術が活用される機会となることが期待されます。この他,国際協力事業団(JICA)は,日本の技術やノウハウを活かして稲作の生産性向上や教育分野で多様なプロジェクトを展開しています。海外青年協力隊員も二十数名を数えるに至り,両国の強い架け橋となっています。
また,マダガスカルは資源大国であり,2年前より日本に対する最大のニッケル供給国となっています。石油,天然ガス等その他資源の存在も確認されており,今後の開発が期待されます。
マダガスカルは日本と同じ島国で,米食文化を持ち,文化的にも親和性が高いと感じられます。日本文化や言語に対する関心も高く,日本語学習者数は1,500名以上と,アフリカ第二位を誇ります。当館でも,日本映画祭や囲碁大会,日本語スピーチコンテスト等を行い日本文化の紹介に努めています。
今後マダガスカルがその潜在力を開花していく中で,日本も,投資,貿易を通じてその果実を共有できるよう,当館としても日本企業のご活躍を積極的に支援して参ります。
二国間協力においては,TICADVIの機会に,安倍総理からラジャオナリマンピアニナ大統領に対して,トアマシナ港拡張計画に関する円借款(約452億円)を供与する方針が表明されました。これは,同国に対する日本からのODA案件として最大規模であり,質の高いインフラ整備のため日本企業の高い技術が活用される機会となることが期待されます。この他,国際協力事業団(JICA)は,日本の技術やノウハウを活かして稲作の生産性向上や教育分野で多様なプロジェクトを展開しています。海外青年協力隊員も二十数名を数えるに至り,両国の強い架け橋となっています。
また,マダガスカルは資源大国であり,2年前より日本に対する最大のニッケル供給国となっています。石油,天然ガス等その他資源の存在も確認されており,今後の開発が期待されます。
マダガスカルは日本と同じ島国で,米食文化を持ち,文化的にも親和性が高いと感じられます。日本文化や言語に対する関心も高く,日本語学習者数は1,500名以上と,アフリカ第二位を誇ります。当館でも,日本映画祭や囲碁大会,日本語スピーチコンテスト等を行い日本文化の紹介に努めています。
今後マダガスカルがその潜在力を開花していく中で,日本も,投資,貿易を通じてその果実を共有できるよう,当館としても日本企業のご活躍を積極的に支援して参ります。
コモロ
コモロは,日本では,シーラカンスの調査やバニラの輸出等で知られております。1975年の独立以降,クーデターが頻発し,政治は必ずしも安定しませんでしたが,今年2016年5月,民主的な大統領選挙による3度目の政権交代が行われ,現在のところ安定した政権運営を行っています。
地理的な要衝をしめるコモロの安定と発展は日本にとっても重要です。日本は,コメ食糧援助や病院・小学校の建設等保健・教育分野,またJICAによる公務員の研修制度に力を入れ,コモロの発展に寄り添っています。
地理的な要衝をしめるコモロの安定と発展は日本にとっても重要です。日本は,コメ食糧援助や病院・小学校の建設等保健・教育分野,またJICAによる公務員の研修制度に力を入れ,コモロの発展に寄り添っています。