日・マダガスカル外相会談(2024年8月25日)

令和6年8月25日
日・マダガスカル外相会談(2024年8月25日)

 8月25日、午後3時30分から約20分間、上川陽子外務大臣は、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため訪日中のラサタ・ラファラバビタフィカ・マダガスカル共和国外務大臣(H.E. Ms. RASATA Rafaravavitafika, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Madagascar)との間で外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
 
 冒頭、上川大臣から、4月の訪問時に得た知見を今般のTICAD閣僚会合の開催に活かしている旨述べた上で、マダガスカルは「自由で開かれたインド太平洋」(FOIP)の推進や経済安全保障の観点から重要なパートナーであり、二国間・国際場裡における連携を強化したい旨述べました。これに対し、ラサタ大臣から、TICAD閣僚会合の成功裏の開催に対する祝意を表すとともに両国の良好な関係を一層強化させたい旨の発言がありました。

 上川大臣から、トアマシナ市の浄水場及び送排水施設を拡張・改善する案件の実施を決定した旨伝えました。これに対し、ラサタ大臣から、日本の支援に対する謝意が示されるとともに、日本企業が直面する課題についての進展が見られた旨説明しました。また、ラサタ大臣から、日本からの投資促進に対する期待が示されました。両大臣は、鉱業分野での人材育成を始め、オファー型協力を活用して連携を進めることを確認しました。

 両大臣は、明年のTICAD9を見据え、日・マダガスカル関係を更に発展させることを確認しました。

 このほか、安保理改革、ウクライナ情勢、拉致問題を含む北朝鮮情勢等の国際場裡における協力に関し、意見交換を行いました。