細谷龍平・元駐マダガスカル大使による講演「マダガスカルと日本:歴史の同じ側にある二つの島」の開催
令和7年12月10日


12月10日、マダガスカル政治学院(IEP Madagascar)にて、元駐マダガスカル日本国大使で福井大学元教授の細谷龍平氏が、学生、国際関係専門家、マダガスカル外務省関係者などを前に、「歴史の同じ側に立つ二つの島」と題した講演を行いました。
講演の中で、細谷元大使は、歴史的・地理的観点からマダガスカルと日本の類似点を指摘するとともに、地理的条件が長期的に歴史の流れを決定づけることを強調し、多くの局面で両国が「歴史の同じ側」に位置してきたことを示しました。
また、マダガスカルと日本は今日、同じインド太平洋地域を共有する二つの国であり、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」や「アフリカ開発会議(TICAD)」は、マダガスカルと日本を結びつけ、インド太平洋地域および世界の安定と持続可能な発展に貢献する重要な枠組みであると述べました。
講演後には活発な質疑応答が行われ、講演者と聴衆の間で建設的な意見交換が行われました。